ふたりとも大絶賛だったのが、お吸い物の大根包み真丈。山の宿なのに京料理風のやさしい出汁。
ふわっふわな食感だったというのは覚えているけど、それ以上は記憶を呼び起こすことができない。
造りはすりおろした山芋を敷いて、岩魚を重ねて酢橘醤油がかかる。
間にはヤーコンという芋がはさんである。
生魚が苦手な連れが珍しく「これおいしい。」と言っていた。
鍋がぐつぐつしてくるまで、芋の五平餅をぱくつく。
大根菜味噌炒めを薬味にいただいた。
鮭の粕鍋。器みたいなものをそのまま直火にかけるので驚いた。
これもまた旨くて、ふたりで最後の一滴まで飲み干した。
主人が挨拶にきた。40を過ぎたくらいだろうか。快活な印象だ。
私たちの棲家が氷見であることを知って、「先週、社員旅行が氷見だったんですよ?」などと話していた。
チェックインのときに帳場にいた人物が若いながらもしっかりしていたので、てっきりその人が
主人かと思っていたが違ったようだ。
この宿には人が揃っている。
料理を運んで来てくれる女性スタッフ(前年と同じ方でした)も、
明るく爽やかで、それでいてでしゃばることなく、私たちが望む接客を心得ているなぁと感じました。
通常はここで飛騨牛の網焼きなのだが、今回は「飛騨牛の朴葉焼きプラン」なのでそれにスイッチしている。
アルミホイルは色気がないが、私にも妙案はない。直に朴葉に火が当たると燃えてしまうので
おそらくこうする意外に方法はないのだろう。この見事な霜のふり具合。
もちろんとても旨かった。旨かったのだが食事の後半戦と言うことで、4切れ目以降は結構無理無理
食べることに・・・30代ならガツガツいけただろうに。
ご飯の前に冷水に泳がせた蕎麦があったが、今回はなくなってた。復活してくれないかなぁ。
草円では本物の竈で炊いたご飯がいただける。おこげもちゃんとあります。
飛騨牛がまだ残っているので、御宿かわせみのお食事を真似てのせてみる。
まだ残っているので、3段のミルフィーユにしてみる。
こんど食べるときはスタンダードに網焼きがいいな。
デザートはオレンジゼリーとラフランス。
案の定、食後は満腹すぎて動けなくなりました。