鳴子 川渡温泉 山ふところの宿みやま
お部屋 本館・湯治の棟
宿泊日 2012年4月
【2日目】
翌朝。
いーいお天気。
昨日早めに寝たせいか7:00に目が覚める。久しぶりにぐっすり眠った。
半分眠った体を連れてのんびり朝風呂。
だんだん体が起きて来る。
ここのところずっと忙しくてこんなにゆっくりお風呂に入るのは久しぶり。気持いーなー。
一段落したら朝食の準備。いよいよ自炊湯治に挑戦。
今朝のメニューはごはん、お吸い物、玉子焼きに納豆、玉子は宿から少量購入(1ケ30円)、
納豆は昨日道の駅で買った岩出山納豆。
ごはん、お吸い物は『半自炊』と頼んでおくと運んで下さる。1回300円(おかわり自由・笑)
お米を持参の場合は炊飯器の貸出もOK。大人数の場合はそれもアリかな。
シンプルなメニューながら旅先で作って食べると自宅でのそれとはなんかひと味違う気がします。
今夜も泊ると思うとどんどんリラックスしてきた。
あんなに仕事の事が気になってたのに・・・・ちょっと忘れてきたみたい(笑)
のんびり(だらだら?)してたら宿のご主人、板垣さんからお茶の誘いが。
鳴子の事やみやまの事・・・・ランダムに話して下さる。
ふーん、この場所は昔 馬小屋だったんだ・・・。ニワトリもいて玉子を生産してた時代もあったとか?
車がまだそんなに往来していなかった長閑な昔の里山の景色をちょっと想像してみた。
そうだ、お昼がてらちょっと散歩に出掛けてこようかな。
宿のご主人に教えられ岩出山という場所へ来てみた。川渡温泉駅から3つ目、有備館駅または
岩出山駅下車。徒歩15?20分位で中心部へ。
ここはかつて伊達 政宗の居城があり、藩の学問所などもあったのでお堀のような内川
をはさんで道は碁盤の目状になっている小京都風。
赤い御太鼓橋や老舗酒造、森民酒造がいい雰囲気。
ひとつぶ堂というパン屋さんを訪ねました。
メイン通りの奥にある小さなお店で 岩出山ご出身の福原 亜矢子さんが店主。
シンプルな丸パン、シナモンとお豆、いちじくとクリームチーズ、などオリジナルのパンの他ビスコッティ等も。
アーティストでもある福原さん。 お店はちょっとしたギャラリーのようです。
『近くの小学生が2人、硬貨を握りしめて1つのパンを買ってくれたりするのが嬉しい。
町の方々に親しまれる、ずっと頼りにされる様なパン屋さんでありたい』とおっしゃる亜矢子さん。
お人柄が表われたようなパンはふんわりやわらか、でももっちり。丸パン、クランベリー、イチジクとクリームチーズ、
そして焼きたてのシナモンとお豆のパンをゲット、ちょっと買い過ぎたかな?。
でも明日の朝が楽しみ。
ほっこりあたたかい気分でお店を出ました。
『ひとつぶ堂』
大崎市岩出山二ノ構169-1 0229-72-2662 11:00?18:00 火・金曜休
ランチはひとつぶ堂から駅寄りに10分位歩いた所にある『キッチン食堂城山』へ。
こちらはごはんにたいへんこだわった食堂です。
こだわりとは炊飯器などではなく『羽釜(はがま)』という蒸し釜に入れた米を炭火で炊くという炊き方。
これが羽釜。中に炭火を入れ内釜を入れて蓋して炊く。
気温によって炭の火加減を調節しながら炊くので仕上りは毎日微妙に違うんだそう。
まさに手作り。?? ごはんだけでなくお惣菜や漬物ももちろんすべて手作りで、
それぞれご家族で分担して作られるその味が美味い。
本日はカツオのつけ焼き定食950円。 このボリュームです!
『キッチン食堂城山』
0229-72-0356 大崎市岩出山二ノ構6 11:30?19:00 日曜・第一水曜休
ちなみにここから徒歩20分位の所に週末だけ営業の蕎麦屋もあるそう。
平日は家具職人のご主人が土・日・祝のみ腕をふるいます。
お酒は置かず、メニューは蕎麦2種、そばねっけ、プリン、のみ。 絶品らしい。次回は必ず行ってみよう。
のんびり約3時間の散歩から戻ってお昼寝( あー贅沢)、2時間熟睡。
そして気がついた、ここはものすごく静かなんだ。だから眠れる。
しかも夜ともなると静かな上に真っ暗。街中はやっぱり灯りがあふれてるという事か・・・。
安らげるポイントをまたひとつ発見しました。
お風呂に入って休憩したのち夕食の準備に取りかかる。
昨日道の駅で買った食材に加え、調味料は宿で少ポーションを1つ30円で購入可能なので今回は
《めんつゆ》《サラダ油》《醤油》を調達。(写真左上の容器参照。 大人数ならスーパー等でビンを買っても良いが
少人数の場合はこの方が絶対安くて便利だと思った。無駄にならないし。5種類買っても30円×5=150
円! )
カセットコンロは1回レンタル300円。
ジャーン、完成! 休養充分なせいかなんだか張り切って(?)作ってしまった(笑)
?漬物と油揚げのパスタ (めんつゆで味付け。和風味)
?なばなの炒めもの
?いぶり豆腐の生ハム巻き(よっちゃん南蛮をたらしました)
?ポテトサラダ(マヨネーズとドレシングは宿から少々タダで拝借<(_ _)> 足りないものは無いか?と
宿の方達が色々声をかけて下さる)
?ラディッシュのサラダ。
パスタ、生ハム、白ワインは自宅から持参。
うーん、幸せ。
そして外はすっかり暮れました。
つまみを持ってラウンジに移動。? 本館に泊っても館内は行き来自由。
ステレオから静かに鳴ってるピアノを聞きながらくつろぐ。
仕事の新しいアイディアがふっと浮かぶ。
就寝前に少し長風呂。?? なーんか気分、変わったかも。
【 ワンポイントアドバイス? お風呂の入り方 ?】
?温泉に行くとつい1日に何度もお風呂に入ってしまいがちですが適正は2回位(多くても3回)。 それ以上
はかえって疲れてしまいます。
?入浴前にはコップ1杯でもお水を飲むと良い。 あたたまると良くなる血流を助けます。
?いきなり湯船に入らず足、腰・・と心臓から遠い順にたっぷりかけ湯しましょう。
脳に『これからお風呂に入るぞ』という信号が送られ心臓への負担が減ります。
?一気に長湯せず顔が汗ばんで来たら湯船から上がり、落ち着いたらまた入る・・・を繰り返すと良い。
要は体を芯からあたためるのが良いのです。お肉や魚も強火でざっと焼くと表面は焦げて中は半生という
事がありますが適切な温度でじっくり焼くと中身もほわっと焼ける・・・・という様なイメージですね。
だから”カラスの行水”はNGなのです!