残暑厳しい下界を離れ、涼を求めて標高1550mの満山荘へ。
なかなか予約が取れないと評判ですが、運よく8月末に宿泊することが出来ました。
志賀高原方面からアクセスしたので、結構な山道&広大な山田牧場を楽しみながらドライブ。
逆の須坂方面から行くと、五色・松川・七味とどれも涎ものの温泉が点在し、秘湯巡りも思い切り楽しむことが出来ます。
山田牧場を出てすぐに宿はありますが、看板も小さくて、かなり目を配っていないと見落としてしまいそうです。
無造作に植えているようにも見える初秋を感じさせる萩の花と「秘湯」というぼんぼりがお出迎え。
ロビー(?)にはモダンな椅子の数々、
かといって帳場や家具などは昔ながらのもので、それがうまく調和され、何とも言えず落ち着いた空間を醸し出しています。
ここは2階にある談話室。、
自由に頂ける飲み物も用意されています。いつもで挽きたての美味しいコーヒーが飲めるのはかなり嬉しい!
外に出るとそこにはまたゆったり寛げる椅子が置かれ、コーヒー片手にアルプスを眺め、涼やかな風と共に至福の一服。
そして、ここにいてると必ず!と言っていいほど、ここの名物おじいちゃん(先代)がニコニコと皆さんと談話されています。
80歳を超えてらっしゃいますが、元気ハツラツで、とってもハンサムでお話好き。
「おっさんはな?」と色んなお話をしてくれて、とっても楽しい気分になります。
お部屋はベッドが備え付けられてスタイル。
基本のお部屋になると思いますが、最近更にリニュアルされたお部屋もあるみたいです。
座椅子はこの通り、「どうぞゆっくりと北アルプスの山々をご堪能下さい」と言わんばかりに、窓に向けてあります。
先にある板の間ではこれまた窓に向かってゆったり寛げる籐椅子。
この椅子に座ってコーヒーを飲んだり、ビールを楽しんだり、窓からの景色を存分に楽しみます。
宿到着時は小雨でしたが、暫くするとようやく雨も上がり、日が差してきました。
雲の合間から差込む日差しは神々しく、アルプスの山々も輝いています。
ここは温泉はもちろん、お料理にも定評があるお宿。ワクワクと食堂へ赴きます。
セッティングされたお皿を見てニンマリ。
地物野菜のピクルスが、野菜不足の五臓六腑に染み渡る旨さ。
お料理は奥様担当、配膳とお料理説明は旦那様と業務分担。
旦那様は宿のリニュアルなど全て手がけているそうで、センスの良さが光ります。
家族で一生懸命頑張っているところが素晴らしいです。
天麩羅は揚げたてを一品ごとに持ってきていただけます。
酒飲みは、ビールの後、日本酒へ進もうかワインで行こうか真剣悩み、メニューを見ながら白ワインに決定。
岩魚もこんなおしゃれな料理になっちゃいました。
ここの名物、牛フィレのおすまし
お腹満作太郎。ごっつあんです!(お食事中も先代がそれぞれのテーブルを回って、しばし楽しいひと時)
新しく作られた檜の湯へと続く渡り廊下。
檜の湯は新しいだけでなく、景観も最高。
そして男性諸君には残念な(?)お知らせ。
もうひとつの昔ながらの岩の湯と時間によって男女交代制ではありますが、男性がこの檜の湯に入れるのは夜10時以降と朝8時まで・・・・。ちと時間設定が短くって可哀想かな。
内湯からしてこのパノラマ。壁には黒炭が埋め込まれてます。
アルプス一万尺。頭の中で小槍の上でアルペン踊りを踊る山羊さんがグルグル回ってます。
この景色と白濁硫黄泉。もう言うことありません。
こちらが基本男性風呂になっている昔ながらの岩の湯。
良い感じではあります。が、こちらの露天風呂は駐車場の上に位置しているので、立っちゃうと、結構外を歩いている方にお見せしてしまう事になります。(私も写真を撮るのに夢中で、「あら、こんにちは」してしまいました)
この鄙び感、好きです。
朝食はバイキング。
バイキングと言っても、かなりレベル高しです。どのおかずも手作りで、目移りして困ります。
ご飯が進みそうなおかずが。。。。。
高原野菜旨し!和食が中心ではありますが、美味しそうなパンもあって、皆さんのお皿を除くと両方欲張ってらっしゃる方多しです。
お食事処の外のテラス。
ここにも可愛らしい椅子が。
食後にこちらに移動してコーヒーを頂くのもいいですよね。
しかし、ゆったりするのはさておいて、お風呂は10時まで入れるので温泉へ直行!
次回はここに設置されている望遠鏡でアルプスに煌いている星空鑑賞できることを願って・・・。