先日宿泊してきました霧島温泉郷 ふたり静のことを動画で宿泊レポします。
こんにちは、タビエルです。
本日は「鳥遊ぶ森の宿 ふたり静」(長いですね)、に泊ってきたときのお話をします。
場所は霧島温泉。鹿児島ですよぉ。
ふたり静かは木々の生い茂る広大な敷地にある、すべてが離れのお宿です。
ここはオープン当初からもう何度となく通っているお気に入りの宿です。
空港
鹿児島空港に到着しました。
LCCが安くて助かります。大阪から飛ぶと、まぁ東京からもあまり変わらないと思いますが片道6000円とか8000円とかで鹿児島まで連れて行ってくれるんですよ。
さらに超ハイクラスのお宿が、庶民の僕でもなんとか手の届く価格で待っていてくれるんです。
(コメント欄に?)ちなみにですが、飛行機で霧島温泉へ行くなら断然レンタカーがおすすめです。どうしても運転に自身がなければ電車とタクシーでも行けますが料金もそれなりになりますし、路線バスもあるにはありますが、本数のモンダイだったりあとバス停から思いの外アルクことになったりで結構たいへんです。レンタカーだと行動範囲が広がって霧島をたくさんの楽しめますよ。(ここで霧島のいろんな写真を!)あとレンタカーは絶対事前に予約しておくのが良いです。当日窓口に行ったけどどこのレンタカーも空車がなくて青くなってる人を二回見かけたことあります。
では出発しましょう。
嘉例川駅
なんと空港に足湯があるんですよ。
鹿児島って、「隙あらば、温泉に浸けよう」っていうそういう県なんです。
霧島へ向かう途中にレトロな駅舎を見つけました。
そして霧島神宮にごあいさつ。
霧島神宮の主祭神、つまり祭られている神さまは瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)。
天照大神の孫にあたる柱なので、当然社格も高いわけです
霧島
霧島高原まで上ってきました。
遠くのほうを見ると海に山が浮かんでるように見えますが、あれが桜島です。
さらに上ってえびの高原までいくと、ここはもう宮崎県なんですね
霧島らしい眺めです
その温泉の蒸気で薩摩芋を蒸かしてたりするわけですから、鹿児島らしさ全開です。
楽しいんですよね、こういうの。
エントランス
お宿に到着しましたが。ふたり静の様子は外からうかがい知ることはできません。
通りから外れた静かなロケーション、その広大な敷地は結界がはられたように竹林や木々によって閉ざされています。一日5組、人数にして10人ほどのゲストのために用意されている。贅沢この上ない鳥遊ぶ森です。
(石畳)
旅館でいう「離れ」とはどう言うことかというと、つまり一軒家です。
一般の旅館の離れはそのお宿の一番ハイグレードなVIPの特別室といわれる存在なのだが、ここは全てのお部屋が離れとして存在している。
ここは旅館というよりは村。しかも昭和の初めころの田舎の古民家が集まったような村なのです。
そして5棟のどの離れにも露天風呂、内湯、サウナがある。温泉はすべてて源泉掛け流しだそうだ。こんな宿が箱根とかにあったら2人で10万とか15万とか普通にかかるだろうな。
母屋から棟へ
どれくらいの種類の木々が生えてるんでしょうかね。背の低い木々の間をくぐり抜けていきます(ちょっとした迷路)。
森といってもその多くは背の低い木々ばかりだ。その間を時々とりが飛ぶのが見れる。
5つの離れはその森のなかにぽつりぽつり点在し、母屋から這わされた獣道のような小道(とはいってもセメントで固められている)が棟棟を結ぶ。
水の音
本日私が泊まるのは水の音という離れ棟。
ガラガラガラと戸を開ける。なんとも懐かしい音だ。
その玄関には茶香炉で焚いたお茶の香りが充満していて。この香りが印象的で、あぁふたり静に帰ってきたな~という気分になるんだ。霧島は霧島茶という有名なお茶の産地ですもんんね。
奥にちらり見えるのは古民家風の居間。この家には露天風呂、内湯、サウナ、水風呂まで備わっている。無敵すぎる。
グレードとしては部屋食というか棟食ができる「花の音」のみグレードが高く、その他4つは同じグレードだと思っていいだろう。「風の音」以外はすべて泊ったが、いずれも古民家風の建物は味わい深く、実際に建具や調度品などは古いものも使われていてレトロな空間を作ってくれている。
露天風呂
霧島神宮を歩いたから汗を書いている。早速風呂だ。
(岩造りの露天風呂)
プライベートをしっかり確保されてるところでの開放感。
木々のざわめきを聞きながら、湯に揺られていると、意識が自然界に溶け出して行きそう。
お湯はほんのり褐色がかった透明のようだ。単純硫黄泉とあるが、匂いはかすかにある程度。入り心地はまろやかで穏やかに一日を締めくくるにはちょうどよいお湯だ。
無駄な時間
部屋に入ると僕はだいたい、下着になります。(おっさんのそんな情報いらんどころか、迷惑やわ)
というのも、ここは完全なプライベート空間。お宿のスタッフはこちらから呼ばない限り離れには来ない。多分過去5回以上泊まっても来たことないから、きっとそういうことなんだろう。あっ、「花の音」だけは来るよ。あそこは離れ食だから、スタッフが部屋に料理を運んできてくれる。ただし入るのは食事の部屋だけだからリビングはやはり超プライベート空間だ。自宅だって宅急便やさんは来るし、ご近所さんは来るしでパンツいっちょなど許されない。
こういう雰囲気は無駄な時間を楽しませてくれる。
無駄に時間を過ごすのが似合う宿
木漏れ日が美しい 宿
玄関に入ると車高の香りが印象的
内湯・サウナ
夕食の前に内湯とサウナで胃袋の調子を整えておきましょう。
黒い板張りに裸電球。湯がヘリから溢れている。
同じところにサウナがある。結構高温になる。
胃袋は整いました。
夕食
前菜
前菜は秋だ。日本のこういう四季を料理で四季を感じさせる感性は素晴らしいし、世界に誇りたいものだ。一口目に食べた生ハム?イベリコ?チーズにはなにか甘みもありそのコントラストが素晴らしい。キノコ類を合わせた小鉢も素晴らしい(撮影失敗)。あと月形の器にあった豆腐みたいなのもよかった
造り
宝石箱の中にぎゅっと。
口直し
器の色とシャーベットの色の組み合わせも素敵。
ステーキ
わさび、塩、
デザート
なんとこれは、フルーツのお花畑ではないか
貸切露天風呂
敷地の一角は高台になっていて、そこには貸切の露天風呂があります。
帳場で予約をしておくと無料で利用できますよ。
5棟あるすべての離れにすでに贅沢な露天風呂や内湯があるので、いつでも希望の時間を予約できる。ありがたい。
寝室
さて一日が終わろうとしています。古民家が美しい色香につつまれるのはもしかしたらこの時間なのかも知れない。
手放しで喜ぶだけというのも能がないからちょっとだけ書いておくと、この家にはあちこちに換気扇があるのだが、いずれも元気だ。働き者なんだろうけどちょっと音がな~。
寝室の換気の音がなかなかげんきだ。とめた。すると露天風呂から落ちる湯の音がちょうどいい子守唄となった。カーテンは閉めず、明日は朝日で目を覚ますことにしよう。
朝食
木漏れ日差し込んできて良い朝だ。
しぐれ煮うまい
温泉卵も出汁がよい
焼き魚はサバかな?
朝カレーは昨晩のステーキみたいな肉がゴロゴロ
プライベート感
ふたり静への宿泊は何度目だろう?5回以上は泊ってるが、ほかのお客さんとすれ違ったことがない。食事どころで話し声が聞こえたり、とおく木々の合間に浴衣姿を見たことがある程度だ。
森と虫
森と入ってもうっそうと木々が生い茂ったところではなく、あくまで人工の森だ。でも小鳥たちがここに住んでいい声を聞かせてくれるように、半分自然化している。当然虫もいるわけだ。私が苦手とする蛾にはほとんどめぐり合わなかった。蚊はちょいいる。露天とかはいりまくって刺されたのは足二箇所のみ。それで部屋にはムヒやハエたたき、近著ウールが用意されていて親切。
大人の夏休み
夕暮れ時がいとおしいしく思えた。
蚊取り線香の、ゆらゆらと細いけむり。
日が傾き、夜の虫の音、朝日を揺らす木々。
もし大人にも夏休みの宿題があるならば、鹿児島の旅のこと、宿で過ごした時間を作文にするんだろうな。