松宝苑 宿泊レポ 前編 宿泊レポ ブログタイプ
恒例の12月の温泉旅行は今年も奥飛騨だ。 ぼくの棲家から3時間ほどで行ける、1泊には程よい山間の温泉なのだ。 奥飛騨温泉郷は平湯、新平湯、福地、新穂高、栃尾の5つの温泉地から成る。 今宵のお宿、松宝苑、この宿には縁がある。 何年前だろう、偶然に宿の前を通りかかり、 「おっ、なんか雰囲気のいい古民家。宿かな?」 と、車を停めて帳場まわりをすこし見せてもらった。 なんとこれが記念すべき松宝苑のオープンの日だったのだ。 「いつか来たいね。」 と話をしながら時は経ってしまいその間、自遊人などの雑誌に取り上げられたり、知人が泊まりに行って「とてもよかった~」という話を聞くたび「先を越されたー」と思っていたのだ。 さてどんな旅になるか。
宿に到着すると千本格子を背に、しずる感ある柿が垂れていた。その色のコントラストに一目ぼれ。
戸を入るそこに古めかしさはない。なかなかのセンス。初めての宿で緊張気味なわれわれに電球色の灯りはやさしい。
到着のおもてなしは黒豆と黒豆茶。ころあいを見計らって「お部屋へ案内します」とスタッフが迎えに来たが、豆も茶もまだ残ってたので慌てて口にほおり込む強欲な僕ら。
客室の棟へ向かう通路。写真左手の障子の向こうが食事処。
予約した部屋は囲炉裏付の部屋。一階なので階段は上ってない。
囲炉裏付の部屋 案内してくれたスタッフはかしこまった感じはなく、カジュアル。囲炉裏の扱いを教えてくれる。
木曽五木で組んだ内湯 まずは風呂だ。この木の風呂の風格はまさにツボだ!特徴的なのは脱衣所と風呂場にしきいが無い点。つまり写真は脱衣所から撮ってる。なんとも開放的なのだ。
ぼくは一番乗りらしく、貸切状態で存分に堪能。
露天風呂へは内湯からでられる
貸切状態だったのでこんな撮り方も。
いったん浴衣をまとい隣の貸切風呂へ行ってみる。
脱衣所も野趣があっていい。
貸切露天風呂 どうやらこの貸切風呂の向こうは深い谷になっていて、勝手な想像だが渓流でも流れてるに違いない。そんな想像をめぐらせながら大自然を堪能しながらの風呂。
貸切露天風呂 貸切露天風呂は2箇所あり、あいていればいつでも無料で入れる。
風呂場への渡り廊下 風呂場へ向かう渡り廊下の風景はいつもぼくを惹きつける。「あの角の先にあったかい湯が待ってる」って、ここを歩いたたくさんの人の思念が残ってるからなのかな。
部屋でゴロゴロしたい連れを残して外に出てみた。
部屋に戻ると連れが囲炉裏をいじって遊ぶところだった。
部屋もさらに温かくなる
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