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九州に行って来ました。奥満願寺の藤もとが一泊目、HP等でよく目にする川の湯に浸ってみたい一心で決めました。静かな湯宿であり部屋数8に対して貸切の姿の良い風呂が4つあり、空いていればいつでも入れます。大浴場には内湯とサウナ、
二段になっている露天、そして川原に下りると川の中にあるような露天があります。滞在中殆ど貸切状態で、川の湯に浸かって対岸の緑を眺め川の中にいるような気がして、正に至福の時を過ごすことができました。どのお風呂も川に面しており、自然を満喫できます。どの写真でみるより実際の方が何倍も良かったです。そしてこれも想像以上だったのがお料理の美味しさです。山里の宿ですので箱根のような懐石を期待する向きには合いませんが、地の旬の食材を使っての野菜を主役にした料理の数々、ここまでならいくらでもありそうですが、出てくるもの出てくるものひとつひとつがとても美味しいのです。馬刺しや川魚・黒豚等の美味しさは勿論最後のデザートに至るまで期待を裏切りません。朝食もメインが並べられている以外にバイキングが20種強、焼き魚は焼きたてが届けられます。ここまでどれもが美味しいというのは本当に感動ものでした。きらびやかな旅館とは対極にあるお宿ですが、体が内から綺麗になる料理と懐かしい気持ちになれるお風呂の数々。我々にとっての至福の湯宿です、ここは。
湯之助湯布院の町はずれにある二本の葦束に泊まりました。ふたりに良さそうな『漢』を選びましたが、狭かったです。8畳のリビングに7畳ほどの寝室があり既に布団が敷かれていました。リビング椅子は一人掛けで体を伸ばすことができないのでゆっくりできませんでした。冷蔵庫等がリビングの中に置かれているので更に狭さが目立ちました。連れは「狭いけど良いじゃない。」と言っていましたが。竹林の湯に入りたいなと早速行って見ましたが、「狭っ。」とここは想像より狭く一度利用しただけでした。それに比べ大露天風呂は20人ほどが入れるような大きさで貸切で使えるのが良かったです。脱衣所もとても雰囲気のある建物でした。他にも蒸し湯や昭和の湯処といくつものお風呂があり、敷地内を散歩しながら入れるのも楽しかった。お料理は朝食はとても良かったです。見た目も味もボリュームもなかなかのものでした。今まで泊まった宿の中でも上位でした。朝食に比べると夕食はちょっと貧弱かな。時期にもよるのでしょうが鍋物がおでんというのにはがっかりしました。おでん自体は大好きなのですが、我々関東の人間にとってはいささか納得できない味でした。ここのお宿の接客は良いですね。配膳もスムーズで料理の説明も的確、質問にも十分な答えが返ってくるし、男女問わず立ち居振る舞いが素晴らしくて親切で、岩の湯を彷彿とさせます。お天気が良ければ種類豊富な湯巡りがとても楽しいと思えた宿でした。
湯之助山なみハイウェイをドライブしながら『界』を横目にし、確かにここなら雄大な景色が望めるなと思いました。ちょっと寄ってみたい誘惑にかられながら通り過ぎ、九州最後の宿こうの湯を目指しました。お部屋は平屋の離れで10畳の本間に2畳分の広縁があり、籐椅子とマッサージチェァが置かれています。内湯はなくシャワールームとそれに続く露天がありました。露天は思ったより大きく深く緑がかった黄土色の濁り湯が掛け流され、その横にはうまく隠されて水道がありました。湯温が高いため調節用です。部屋の内装は何の変哲もないという感じです。お風呂は予約をして貸切れるお風呂がひとつと、立ち寄りにも解放されている『森の湯』がありました。森の湯は女性用だけ露天の他に立ち湯があって屋根から下げられている竹につかまって入るようになっていますが、大人ならつかまらなくても十分に立っていられる深さです。温めの湯だったのでのんびりできました。お料理は創作料理で和洋取り混ぜてという感じでした。特別に美味しいというほどではなく、普通に美味しいというレベルでしょうか。ここまでずっと和食が続いていたので『肥後牛のボルシチ』は舌が変わって良かったです。お料理は全体に少なめでした。ここはオーナーチェンジがあったらしく、全体のコンセプトがバラバラな感じがして居心地という点でもうひとつでした。泊まる順番を逆にしたら良かったねとちょっと残念でした。三泊四日の旅を終えて熊本空港に行くまでに、少し時間があったので地獄温泉清風荘の立ち寄り湯をしました。普段立ち寄り湯というのは殆どしないのですが、「阿蘇山頂上まで15分」という看板を目にしたら、ここまで来るのは二度とないかもと思い、『雀の湯』に入ってきました。硫黄臭の強い凄いお湯でした。
至福の湯宿・藤もと
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湯布院の町はずれにある二本の葦束に泊まりました。ふたりに良さそうな『漢』を選びましたが、狭かったです。8畳のリビングに7畳ほどの寝室があり既に布団が敷かれていました。リビング椅子は一人掛けで体を伸ばすことができないのでゆっくりできませんでした。冷蔵庫等がリビングの中に置かれているので更に狭さが目立ちました。連れは「狭いけど良いじゃない。」と言っていましたが。竹林の湯に入りたいなと早速行って見ましたが、「狭っ。」とここは想像より狭く一度利用しただけでした。それに比べ大露天風呂は20人ほどが入れるような大きさで貸切で使えるのが良かったです。脱衣所もとても雰囲気のある建物でした。他にも蒸し湯や昭和の湯処といくつものお風呂があり、敷地内を散歩しながら入れるのも楽しかった。お料理は朝食はとても良かったです。見た目も味もボリュームもなかなかのものでした。今まで泊まった宿の中でも上位でした。朝食に比べると夕食はちょっと貧弱かな。時期にもよるのでしょうが鍋物がおでんというのにはがっかりしました。おでん自体は大好きなのですが、我々関東の人間にとってはいささか納得できない味でした。ここのお宿の接客は良いですね。配膳もスムーズで料理の説明も的確、質問にも十分な答えが返ってくるし、男女問わず立ち居振る舞いが素晴らしくて親切で、岩の湯を彷彿とさせます。お天気が良ければ種類豊富な湯巡りがとても楽しいと思えた宿でした。
山なみハイウェイをドライブしながら『界』を横目にし、確かにここなら雄大な景色が望めるなと思いました。ちょっと寄ってみたい誘惑にかられながら通り過ぎ、九州最後の宿こうの湯を目指しました。お部屋は平屋の離れで10畳の本間に2畳分の広縁があり、籐椅子とマッサージチェァが置かれています。内湯はなくシャワールームとそれに続く露天がありました。露天は思ったより大きく深く緑がかった黄土色の濁り湯が掛け流され、その横にはうまく隠されて水道がありました。湯温が高いため調節用です。部屋の内装は何の変哲もないという感じです。お風呂は予約をして貸切れるお風呂がひとつと、立ち寄りにも解放されている『森の湯』がありました。森の湯は女性用だけ露天の他に立ち湯があって屋根から下げられている竹につかまって入るようになっていますが、大人ならつかまらなくても十分に立っていられる深さです。温めの湯だったのでのんびりできました。お料理は創作料理で和洋取り混ぜてという感じでした。特別に美味しいというほどではなく、普通に美味しいというレベルでしょうか。ここまでずっと和食が続いていたので『肥後牛のボルシチ』は舌が変わって良かったです。お料理は全体に少なめでした。ここはオーナーチェンジがあったらしく、全体のコンセプトがバラバラな感じがして居心地という点でもうひとつでした。泊まる順番を逆にしたら良かったねとちょっと残念でした。三泊四日の旅を終えて熊本空港に行くまでに、少し時間があったので地獄温泉清風荘の立ち寄り湯をしました。普段立ち寄り湯というのは殆どしないのですが、「阿蘇山頂上まで15分」という看板を目にしたら、ここまで来るのは二度とないかもと思い、『雀の湯』に入ってきました。硫黄臭の強い凄いお湯でした。