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中心地の商店街が郊外型の大型店、量販店等で衰退の道を歩むところが多いのと同様に、温泉街というのも自然志向の高まりからか、森の中、せらぎの音が聞こえてくる川沿い等に人気が高まり、昔ながらの温泉街(宿)は苦戦をしいられているように思えます。
浅間温泉もごたぶんに漏れず、活気はなく、風情も消え、商店と住宅地混在の温泉地域でした。そんな中でデザイナーズ旅館とかと騒がれ、女性客が9割を占める?という元気旅館「貴祥庵」に行って来ました。
独特のたたずまいは外見だけでなく、エントランスからはじまる世界。組子障子や格子戸そして懐かしく楽しませてくれる土壁(あら壁)!とってつけたデザイナーズ旅館とかと違って「和の和み」を現在建築にいかしています。お見事。
抹茶のお出迎えを受け、お部屋に案内してくれた女性に「設計者は」と尋ねると「羽深隆雄さんです」との事。納得しました。谷川にある有名旅館も確かと思いながらも、そんな事どうでもいいや。限られた敷地にすごいですよこの回廊。土壁って嫌味ないです。
露天風呂付客室に宿泊したのですが、予想通り、外の景色は期待できません。残念。でも、洗面ボウルとトイレが2つあるのはとても嬉しい。そしてお部屋全体の色調、デザインすべて嫌味のなく落ち着いた雰囲気で統一されていました。照明も明るく、清潔感がありますよ。
松本には、扉温泉「明神館」も人気あります(最近、旅系温泉系雑誌の表紙はここの立ち湯、半露天風呂付部屋目立ちますね)が、お部屋は暗いし、従業員も「貴祥庵」の明るい接遇とは比べようもありませんでした。気遣い細やかさが「明神館」にはありませんでしたよ。
食事は、夕朝とも別室でした。内容は極めて女性向。野趣とかダイナミックをイメージしてはいけません。味とバランスは絶妙で◎。夕食時に開けたロマンシェィドの位置がそのままであるのも、プライベート感が漂い好感持てました。そして微笑ましい気遣いが一輪挿しのお花と花瓶。夕と朝違いました。
お風呂(内風呂)は評判通り。清潔。明るい。シャンプー時等に隣の人の泡が飛んでこないプラスチックの仕切りがあるのも、脱衣場にセーフティボックスがあるのも、履物の殺菌下足箱(お医者さんによくあります)があります。他の旅館でも、もっと取り入れて欲しいですね。ちなみに部屋のセーフティボックスは5棚に別れ、それぞれ腕時計のようにまける鍵があります(プールの着替えを入れるボックスについてる鍵)。
立ち湯は一人で満員御礼だけど、おが屑サウナも一人しか・・・・・だけど。狭いスペースをうまくいかしていると思います。時間(2:00)によって男女入れ替え風呂です。女性客がほとんどなので、不公平な気がしますねえ。寂れた(すみません)温泉街で、頑張ってる旅館です。女将はいません。まだ慣れてない若い従業員でも一生懸命に施設説明してくれます。あれほど、部屋までのうざったいような格子も、帰りには記念写真の背景となりました。
デザイナーズ旅館というと「和」が抜けてしまって、誤解を生みやすいのですが
「貴祥庵」はそんなことありませんでした。まだまだ、進化の要素を感じます。他の宿も見習う点がハード・ソフト面ともあると思います。お勧めです。山道の運転に自身がない女性でも、車で辿り着けます。頑張れ日本の宿。
でもなぜ、この掲示板ではお目にかかれないのでしょうか?不思議ですね管理人さん。
タビエルトウスのクマさんこんにちは。貴祥庵の渾身のレポートありがとー!> > デザイナーズ旅館というと「和」が抜けてしまって、誤解を生みやすいのですが確かにおっしゃるとおりですね。和から脱却するの奇抜さが”デザイナーズ”みたいに感じちゃいますが、質感のいいものと同様にデザインのいいものってやっぱり基本的には心地いいですよね、それが和であっても洋であっても。貴祥庵、いつか足を運んでみます。これからもいろいろ感想をお聞かせくださいね。ありがとー!
tamaru貴祥庵行ってきました。到着後、パンフレットをみて初めて気付きました。「星野グループ」これで少し不安がよぎりました。その不安は見事的中。まず景色が最悪。部屋に入って真正面に大きな窓があり、そこからは向いの民家の中が見えます。すぐにブラインドを降ろしました。その後、この部屋を出るまで閉めっぱなしです。風呂大浴場は既にところどころ破損。入り口の取っ手はがたがたで外れかけているし、休憩する休み処の壁ははがれている始末。風呂自体は綺麗でよいが、狭いスペースに何でも作りすぎ。たち湯も一人だけ、ミストサウナ、おがくず風呂も一人しか入れない。一人だけしか入れない風呂って一体・・・。でもここまでは我慢出来るが何より料理が頂けない。かなり中途半端な和食懐石でがっかりした。星野グループの宿では料理でいい思いをしたことがないが、ここも然りだ。(軽井沢星の湯)とにかく旨い料理もないし、刺身はぐじゅぐじゅで不味い。赤身なんて食えたもんじゃない下手したら100円の回転寿司より不味い。メインのステーキもいい肉なんだろうが、それなら焼いてくれ。自分で器で焼くんだが、そこらの宿とは違い、貴祥庵はかなりハイレベルな料金を支払っている宿。しかも懐石なんだから、焼いて出して欲しい。なぜメインのこの肉を客に焼かせる?接客はかなりよいと思う。だが料理が頂けない。接客はさすが星野グループだと思うが、如何せん料理がおいつかない。これで1泊3万強そもそも、フレンチと和食を同時に出すというコンセプトもおかしい。客のためなのかもしれないが、同時に出すということは同時に同じ厨房で作っているのだろうが和食とフレンチを片手間にやっているからこういう中途半端な懐石を作るんじゃないのか。朝食は一番酷かった。焼き魚以外はすべてつくり置き。こが1泊3万の宿か。建物のデザインを凝るのもいいが、料理にも力をいれてほしい。
トウスのクマさんこんにちは。貴祥庵の渾身のレポートありがとー!> > デザイナーズ旅館というと「和」が抜けてしまって、誤解を生みやすいのですが確かにおっしゃるとおりですね。和から脱却するの奇抜さが”デザイナーズ”みたいに感じちゃいますが、質感のいいものと同様にデザインのいいものってやっぱり基本的には心地いいですよね、それが和であっても洋であっても。貴祥庵、いつか足を運んでみます。これからもいろいろ感想をお聞かせくださいね。ありがとー!