おひさしぶりです。中房温泉行ってまいりました。

[旧掲示板より]

#5575 返信

タビエルさん、皆様お元気のことと思います。
「螢の見られる宿」で書き込みをしたあきこです。

温泉行きたい虫が、もうどうしてもと叫んで、どこに行こうかと考えたすえ、
以前から興味があった、「中房温泉」にようやく足を運ぶことができました。
しかも「青春１８きっぷ」を使った移動。
祖師ヶ谷大蔵駅を８：２０に乗車、新宿駅からトコトコ、最寄り駅の「穂高」まで延々、各駅停車約５時間あまりの旅。
路線バスとチェックインの時間を見合わせて、着駅から東京への時刻表逆算計算から旅をはじめました。

これまで特急であるいは、高速道路で見過ごしていた風景を眺めながらの旅。
クルマだったら、CDで聴きたい音楽を聴いて、東京から、遠ざかる速度と都会を離れて山々があらわれる風景を感嘆していた旅からは程遠い、ゆっくりとした旅でした。
しかも「穂高駅」からは、さらにバスに揺られること、１時間。
しかし、その途中の風景は、素晴らしかった。
しだいに、高度を稼いで行く山道をバスで登るのです。
今年の雨は、例に漏れず、空は曇天。
曇り空が、山道の途中で、突然雨に見回れて、したたる緑を雨ごしに眺めると、
到着した温泉には雨には濡れていないという風景。

約１４０0メートルの雲上に「中房温泉」は多くの「湯場」をたたえて待っていてくれました。

山からの恵みの温泉と、美味しいお水。
床は、温泉水で床暖房されています。

曇天にもかかわらず、夜中にはいった露天風呂から眺められた、
美しく、手で掬いとれそうなほどの、濃密な天の川。
自然の恵みが、この日本にはまだたくさんあると、確信できた、
旅でした。

ドナルド・キーン氏が述べた（要約）「日本は国土が狭いにもかかわらず、
人は、山を大切にしている。神が宿ると信じている山を守り、敬っている」といいったコトバを改めて感じました。

美しい国土と、温泉といった自然の恵みに感謝。

帰途は、もちろん「青春１８きっぷ」で東京方面にもどり、山梨のこちらも、
高地にある定宿でのんびり。

パートナーは、各駅停車、しかも特急をしのいで、一部の駅で長く留まる電車の
様子に退屈気味でしたが、日本の風土を愛で、感じることができた、
この夏の一旅でした。

「中房温泉」いまひとたび、春の山菜、秋のきのこの時期に訪れてみたいと思っています。

 

[タビエル]

#200004318 返信

あきこさんこんにちは。書き込みありがとー！> しかも「青春１８きっぷ」を使った移動。この切符意外と便利らしいですね。> > これまで特急であるいは、高速道路で見過ごしていた風景を眺めながらの旅。いいですね、そんな旅。実は中房温泉のことは知らなかったのですが、あきこさんの書込みを読んで、調べてみたら、うーんいい所ですね！いいところを教えてもらいました。これからもどうぞよろしくお願いします！