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よだれが出てきそうな湯の色です。

なんだかんだ言ってきましたが、この宿の中心にある価値、他の宿が持ちたくても絶対にもてないものとは、分かりますよね?それが湯です。命が宿ってるかのように表情を変えていくこの宿の自家源泉はは、建物がどんなに変わろうが、変わらず湧き出している時を超た財産なのだ。

約2年ぶりのご対面となる、松坂屋のお湯!
大浴場の戸を開け、これぞ「温泉の匂い」。と気分が上昇してくる。
子供の頃の青森の山中での温泉体験から、温泉て全てイオウの匂いがするもんだと思っていた。
今その匂いに全身がつつまれている。

 

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大浴場は男女交代制。こちらがもう一方の浴場。
今日の”お湯の表情”はコバルトブルーのようにも見える。外の緑とコントラストも美しい。

 

この宿のお湯の素晴らしさを教えてくれたのは温泉ビューティ研究家である温泉ソムリエの石井宏子さん。女性誌やテレビの温泉特集などで活躍しているのでご存知の方も多いですよね。

曰く、

『ミネラルをバランス良く配合し、めぐる(硫黄泉)、落とす(炭酸水素塩泉)、潤う(硫酸塩泉)が三位一体となって働くマルチビューティ温泉。まさにゴールデンバランスの美容液のようなお湯』

とべた惚れなのです。

 

私も優れた知覚を持っていれば皆さんにこの湯の素晴らしさを伝えられると思うのですが、背伸びはできませんね。

もともと泉質がいい上にこの宿は「源泉主義」をかかげて、湯の扱いに一切の妥協が無い。
この希少な湯をあくまで自然のまま、湯舟に落とす。大浴場も、客室の露天風呂も足湯も。そこから生まれるなんともいえない本物感が好きなのです。

それにしてもなんとパワーのある湯だなぁ。

それがどんなパワーなのか私にはどうにも説明できないので、これは実際に感じてもらうしかありません。

湯上りは手がすべすべしてきて、う毛穴の汚れを掃除してもらった気分だ。

 

 

 

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こちらは部屋の露天風呂のお湯。

もともとはまったく一緒のお湯なのですが、全然色が違いますね。

フレッシュな状態ほど透明度が高く、空気に触れる時間が長いとだんだん白濁してくるそうだ。
たった2回泊まっただけの経験ですが、もしかしたら部屋の風呂のほうがグリーン系のお湯の率が高いのではないでしょうか

 

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