駐車場に車を停めると、宿のスタッフが駐車場までお迎えに出ていらした。
「あっ、見覚えのあるお顔」とおもいながら挨拶すると、こちらを覚えてくれていたようだ。
一日に何組もお客さんをお迎えしてるって言うのに、うれしいです!
到着の前に、ロビーやラウンジで茶菓子でのもてなしをする宿が増えてきた。
このサービス、宿側にとってはチェックインが重なったときに部屋への案内を時間差にできるという利点もあるらしいが、「道中つかれて到着したから早く部屋で休みたい?」と言う声もたまに聞く。
んで、船山温泉はどうかというとすぐに部屋に入れてもらえるのだ。
まだ残暑の残る日だった。
部屋に着くと、網戸になっている窓からそよそよ入ってくる空気がとんでもなく心地いい。
このままベッドで寝てしまおうかとも考えたが、ちょっとそれももったいないなと貧乏性がでてきて
いそいそと、貸切の「二人静」へとおりていった。
船山温泉にくるといつもなぜか、ほとんど習慣のように真っ先にこの貸切風呂へ向かう。
「空いてます様に・・・」
空いていた。
どうやら一番乗りのよう。
連れ的にポイントが高いのが、貸切から大浴場までどこでもたっぷり用意されているタオル。
しかも、一般の旅館のタオルとは全然違うととも肌触りのいいもの。
これ、あきらかにご主人の武井さんの好みが反映されたものだろう、。
一般に旅館のタオルは持ち帰っていいということは太古の昔から口伝で伝えられてきたが、船山温泉のタオル持ち帰り禁止です。でも欲しくなる気持ち分かります。そういう場合は売店でどうぞ。値段見忘れたけどいくらだったんだろうか?
おや、シャンプー・リンスも選べるようになったんですね。いや僕が知らなかっただけなの?
船山温泉が多くの人に支持されているのは、
お客が何を喜ぶか、どんなことに嬉しさを感じるかというセンスとそれを実行する意気込みだとおもう。
貸切の「二人静」
紅葉、すこーし色づいた頃でした。