鹿児島空港に着いたのは午前中だった。
何年ぶりかの鹿児島で土地勘というか距離感がだいぶ薄れてる。
レンタカー屋さんのおばちゃんと話してたら「霧島ならすぐ着いちゃうよ。」と言うことだったので桜島へ向かってみることにした。
話はそれるが、このおばちゃんから恵んでもらった自家栽培というトウモロコシがやたら甘かった。
空港のある霧島という土地はトウモロコシが甘くなる条件がそろってるのだと言う。
道の駅から望む櫻島
鹿児島空港から海沿いにのどかなドライブ。海は湖のように穏やかだった。
途中、海にはたくさんの小舟が浮かぶ風景が印象的だった。
到着してみたが、桜島のなかにはコレと言った見どころは見つけられず島内の道の駅をさらっと冷やかして戻ることになった。
福山町の黒酢
ガイドブックで果てしなく並ぶこの酢の壺の景色を見てみたいと思っていたら、この道沿いにあるらしいので帰りに寄ってみた。
実は自分は酢が苦手で、ほとんど試食せず。
でも説明してくれるサービス精神満タンのお兄さんの話がおもしろかった。
スーパーで売ってる大量生産されるお酢は米を人工的にアルコール発酵させお酒の状態にし、酢酸菌などを加えて加熱して発酵させていくらしいが、この200年前から続くこの黒酢は原料を仕込んだらあとは太陽の熱だけで発酵させる、という説明だった気がする。
いかにも地元な鹿児島ラーメン屋さん めんめん亭国分店
さてこれから霧島へ向かおうというときにふと鹿児島ラーメンなるものを食べたいなとおもった。それも人気のラーメン屋さんではなく地元の人が気軽に寄るような店のラーメンはどんなだろう、興味がわいたのだ。
ちょうどそのとき「もう何十年もここで営業してるんだろうな~」という、店があった。駐車場には地元ナンバーの沢山の車。
ドンピシャだ。
店内にはとんこつの匂いが充満。洗練されてないクセのある匂い。
そして壁のメニューを見てびびった。
「ラーメン300円」
安すぎる。
(ネットで検索してみたら10年くらい前は250円だったらしい)
つづく