久しぶりに飯坂温泉の共同浴場「鯖湖湯」に行った。
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3月のこの時期にしては珍しく雨の夜だった。
雨の夜は歩きづらく移動するのも億劫だが、それでもわざわざ、帰路に高速を降りてまで行ったのには理由がある。
それは「背中のつかれが落ちる」温泉だからだ。
あくまでも私的な見解に過ぎないのだけれども、一週間仕事し続けて、背負ってしまった「疲れ」や「憑かれ」が落ちて、身体がスッキリと軽くなるのだ。
そして、もう一つ、灯りに照らされた夜の鯖湖湯は、しっとりとして美しい。
壁に付けられた灯りが、御影石の湯舟を暖かく照らす頃、地元の常連さん達の世間話に、まだご近所さんとの垣根がなかった昔を思い出し、ホッとするのだ。
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鯖湖湯なつかしいです!
そうそうこの湯気の充満した雰囲気でした。
お湯がキリッと熱くて、ネコ舌ならぬ”ネコ肌?”なぼくはほとんど傍でかけ湯でしたが、
地元の人の会話に耳を傾けながらの楽しい時間でした。
タビエルさん、こんにちは。
私の初めて鯖湖湯に入った時は、熱くて思わず湯舟から飛び出して、近くのおばちゃんたちに笑われてしまいました。この時、たっぷりかけ湯して、そっと入るようアドバイスを頂き、次回からは、しばらく観光客にも易しい波来湯に通い修行をさせて頂いました。
波来湯は、源泉と加水の浴槽があり、比べてみるとやっぱり源泉が効く感じがわかるんですね。まあ、熱いのにはしっかり理由があるんだと納得した訳です。
そしてある時、夜の鯖湖湯に入って、その美しさに魅せられて、すっかりファンになりました。
いまだに歓楽街のイメージが拭えない飯坂温泉ですが、人々の息遣いが聞こえる生活に溶け込んだ温泉街です。