温泉旅館などで頂ける旅館の名前入りのいわゆる「温泉タオル」のことを、以前はおこがましくも心からヤボったいと思っておりました。温泉タオルはノーネームに限る、と。(本当に失礼な!話です。)
生活感溢れすぎの「温泉タオル」たち。(ほんの一例です。)
ところが、です。ある日、我が家の脱衣スペースに温泉タオルを綺麗にカゴに並べて入れて、湯上りに自由に使えるようにしました。そうしましたら、ある時は吾妻屋さん、また、ある時は大丸旅館、というように、次々とタオルを引き当てる喜びと共に、湧き起こってきたデジャブ感。そう、これってもしかして、堺雅人と鮎川誠が、ジャージ着て、「和小」とか言って盛り上がっていた、映画「ジャージの二人」の、アレ!あの感覚!何だかとっても、いい??
という訳で、今ではそのネームと共に、癒して頂いた数々の温泉とお宿に感謝しながら、しみじみとジャージの二人よろしく「今日は丸屋さんですね。」などと、と言いながら、夫婦二人でありがたく使わせて頂いております。
不思議なもので、タオルの手触りだけで選ぶとなぜかいつも新高湯温泉だったりとか、あの薄さに隠れたこだわりとでもいうか、タオルも同じようで、同じではないんですね。
とうとう、木賊温泉では、タオル持参であるにもかかわらず、鮮やかな青地に木賊温泉、と書いてあるタオルを買ってしまいました??目を伏せて小さくなって入浴した川ベリの混浴岩風呂を思い出しながら、使っております。
最後に、温泉好き、宿好きの皆様のこだわりの温泉ネタ、ぜひ、お聞かせください。
12うさぎさんのレポート、楽しく拝見しています。
私も昔から温泉宿のタオルが好きです。
家で使っていると、宿のことを思い出し楽しくなります。
西の方には持ち帰りのタオルがないところが多く、
また、魅力的なタオルも多くありません。
タオルの宣伝効果を宿も考えたらいいと思います。
東の方の温泉にはあまり行く機会がないのですが、
12うさぎさんの新たなレポートを楽しみにしています。
さーたんさん。こんにちは。コメント、ありがとうございます。
西の方はお持ち帰りの温泉タオルがないところが多いんですね。地域性があるんですね?!
温泉タオルのロゴが、デザイン性で気合が入れば、きっとニューウェーブが生まれますよね。たとえは、共同浴場で、「そのオシャレなタオル、あの人もあの人も持っているけれど、どこの温泉のものだろう?」と、心の中で思う人、お節介なおばちゃんが「それ、どこのタオル?」って、聞いて来たり、外国のwebサイトにも「日本の温泉タオルが凄いらしい」件なんて、評判になったり、妄想が膨らみます。
何よりも当のお宿自身が、変わるかも!?
その土地の伝統文化を守る、環境を守るだけでなく、発信者としての気概が強くなるんではないかと思います。
温泉タオルにそんな楽しみ方があったとは(笑)
そうですか、薄くても新高湯温泉を選ぶって不思議ですね。
うちの風呂場のタオルも3分の1くらいは温泉タオル。
タオル見るたびに「行きたいな~」って思い出してます。
タビエルさん、さすがの温泉タオルの品揃えですね!
あの温泉タオルの薄さが絶妙なんですよね。コンパクトかつ十分な機能性。1湯に1枚づつでもがさばらないし、2湯に1枚でもまだ使えるし。
ただ、新高湯温泉のは、そんな中でも、微妙に厚手で風合いが良かったのかもしれません。
意外なところでは、随分前に泊った胎内パークホテルの温泉タオルがオシャレでしょっちゅう使ってました。
残念なのは、お風呂で潤沢にタオルが使える宿には、往々にして温泉タオルがないってことでしょうか。(例外はありますが。)
本当に、タオルと一緒に思い出が擦り切れないうちに、どの宿にも再訪したいものです。