人ごみが嫌いなので、人がうじゃうじゃいる紅葉の時期に京都にいくことは無いかもな、と思っていたが・・・。

出張の途中に京都を通るし、時間もたっぷり余裕がある。
ということでふらふらと京都にたどりついた。
下調べをまったくしてなかったので、即席に坂本龍馬ゆかりの地をスマホで検索、伏見界隈をぶらぶらと散歩してみた。

竜馬が入り浸ってたという寺田屋、今でも宿泊できるらしい。
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」で読んだ、おりょうやおお登勢とのいろいろなシーンがよみがえってくる。

襲撃された竜馬が逃げ込んだ貯木場や、西郷の居た薩摩藩邸などは、石碑が建ってなければ日常の風景なのだが、その場所に立ってみるだけで感慨ぶかい。

月桂冠大倉記念館

この界隈はどうやら酒造りがさかんなところのようで、酒蔵らしい建物の煙突からもうもうと吐き出される白い湯気が印象的だった。

じつはこの場所を離れた後、お酒好きの知人から「蒼空がおすすめ」との情報をもらった。こんど寄ってみることにしよう。

人ごみはいやだが、やはり我慢できなくなり南禅寺へ行ってみることにした。
以前にも来たことがあって、とても気に入っている場所。
お散歩レンズの50mm一本だけをもって歩き始めた。

多くの観光客がいるにもかかわらず、色づいた木々に一人包まれる錯覚。お寺ってそういう場所なのかもしれない。

大切な記憶は光とともに蘇る

ぼくにしか見えない景色が、京都で待っていました。