台風が過ぎた鳴子、川渡温泉。
遠くに見えるのが茅葺屋根が山ふところの宿みやまの母屋です。
台風にも倒れずがんばった
スケジュールが変更になったら、うまい具合に「喫茶さとのわ」の営業日!つながっとるよね、こういうことは。
喫茶さとのわは、以前は尿前の関近くで古民家カフェの「里山カフェ」として人気を博したカフェだ。いま喫茶さとのわは鳴子温泉駅から徒歩7~8分、旅館すがわらの向側で昭和レトロな姿で営業してます。
お昼時、昭和レトロな喫茶に入ると店主の鈴木美樹さんがキッチンに。
「大根の旨煮定食」 を注文。
大根農家の方が育てた高原大根だそうで、噛むと溢れる優しげな汁に地球のエネルギーを土から吸い上げていた大根の情景が浮かんできます。
右から左に流れていく料理ではなくて、素朴で滋味を感じられる料理は体もエネルギーを存分に吸収できるはず。
デザートのサツマイモのチーズケーキも絶品。ここではデザートまでぜったいに頼むべき。
お店が落ち着いたところで店主の鈴木美樹さんと、しばしよもやま話。清々しく店を出るのでした。
鈴木さんは東京出身。
「鳴子に来た頃、痛烈に感激した様々の事柄のうち、食べるものは特に感動したことの一つ。ごはんの味、採れたての野菜の味…地元の母ちゃん達に比べてたらまだまだ全然至らないですが」
と話していました。 ぼくもはじめてみやまの料理を食べたときもそれに近いもの、フォーマットの決まってしまった旅館料理とはぜんぜん違う料理に喜んだのでした。
全国の鳴子好きが、鈴木さんが掘り起こしてきている鳴子に埋まってた魅力を楽しんでいます、直接さとのわを知らない人たちも含めて。
業情報はこちらでチェックを。駐車スペースも広くて安心です。
https://www.facebook.com/naruko.satonowa/
さとのわ
田園風景を染める一日の終わり、旅の終わり、木の陰伸びる。
静止のような静寂の中でも稲のストローは大地の養分を吸い続ける。景色の米たちは一晩のうちに何十キロ体重を増やすんやろ。先を案じて目の前の景色をどれだけ見過ごしてきたか。宇宙は無条件。情熱を信頼しよう
旅の終わりにこういう景色に出会うとへんてこな気分になるね。
なぜかこころ惹かれることをできる限りやったら、こんなプレゼントが用意されとった。素晴らしいことはわりとすぐ近くにもあるものだと気づきました