かれこれ1年ちょっと前の話。かわせみが温泉になったといニュースに、他の宿仲間は掲示板で
「早速行って来たよ!」って盛り上がってるじゃないですかぁ。
自分は指をくわえているしかなかったんですよねぇ。
で、今回念願かなっての訪問。
お、古い角質を落とすような感触の湯ですね。やっぱり温泉はいいものだ。
連れも喜んでいました。
もうあちこちで語られているように、かわせみの料理は、まさに絶品です。
五感をゆさぶります。
掲示板で素晴らしい解説をしてくださった方が何人もいらっしゃいますが、
まさにその通りだと思うんですよね。
しかも月替わりで内容を新たにし、前の年とも同じものにはならないというから驚きです。
宿泊レポートの本編では、3月の料理を載せるとして、
このブログでは5月の時の料理をいくつかピックアップしてご紹介します。
先付はうすい豆のムース。美味出汁餡がかかっています。
これを食前酒代わりの冷酒でいただきます(たしか御宿かわせみオリジナルだったような)。
ふんわりとした口どけとともに新緑を思わせる風味が広がります。
ぷりっぷりの岩がき!
そして、近海ものの鱒の介。すっごく貴重らしいですよ。
あぁ?、口の中でまったりとろけていきます。
んで、なぜかこのお凌ぎがすごく印象に残ってるんです。
「高麗人参と桑茶飯の薬膳蒸し」というものらしいです。
高麗人参なのでしょうか、ほろ苦さの裏に潜んでいる甘み。そして桑茶飯のなだめるように優しい風味。
余韻にひたりたくて思わず箸を止めました。
さてさてお待ちかねの特薦料理!
じゃ?ん!
「たっぷり三陸雲丹の濃厚美味出汁に伊勢海老と三陸雲丹をのせて炙った一皿」
やっぱり名前
長っ!
ウニをたっぷり出汁に浸して
幾重にも押し寄せてくる
旨みの波状攻撃
さすがかわせみ。
交響曲のようにしっかりお客の心のクライマックスをつくりますね。
そしてお食事。
ご飯も網焼きのお肉も完璧な旨さです。
気分は盛り上がったまま、夕食後には再び大浴場へ。