宮城 遠刈田温泉 ザオウメッツ
お部屋

 

神秘的なエメラルドグリーンの蔵王のお釜。遠刈田温泉からは蔵王エコーラインで車で30分ほど。

 

野鳥のさえずる緑豊な別荘地。ブナ林がアーチを作る細道の一番奥まったところにレンガ造りの建物。

 

貴族がドレスを引きずりながら降りてき そう。

 

モダンな洋館にゴージャスな調度が置かれ、飾り棚にはマイセンからノリタケまで女将のコレクションがずらり。 一面の窓へ目を転じればただただ豊かな 緑。

 

露天風呂は静寂の森に囲まれたような野趣あふれるお風呂。青々と茂った木々からの木漏れ日がいい。時間で男女別に分けられているため、時計を見ながら 入らなければいけないのだが、チェックインが早かったためか、独り占め。色無臭で、肌がつるつるになる。女性にうれしいお湯だ。

 

こちらもまた目で森林浴が出来るお風呂だ。新鮮なお湯がかけ流しされている、美肌の湯です。

 

「お酒があまり強くない」と伝えると、つくってくれたのがこのカクテル。

 

新鮮な旬の素材と地元の名産をおりまぜた懐石風西欧料理。採れたて野菜がふん だんに使われる。甚平を着てフレンチというのも妙な感じ、箸も準備されていて気取らずにいただける。

 

ホタテのラタトゥーユのせ。焦げ目をつけた肉厚のホタテにズッキーニ、パプリカなど夏野菜を炒めて煮込んだラタトゥーユがのる。ラタトゥーユの味を潜 り抜けてきたホタテは余計に甘さが際だつ。

 

蔵王鱒のほうれんそうソースどこまでもやさしい蔵王鱒をほうれん草ソースが引き立てる。牛フィレのソテー 温野菜添え肉はフライパンで表面に焦げ目を 入れた後オーブンで焼く。脂っこくないのに旨みがじっくり閉じ込めてある。少し甘みのあるソースがフィレに実によく寄り添う。

 

デザートをいただいてるときに幸福感が最高潮になるのはそれまでの料理がおいしかった何よりの証だ。前菜からデザートまでが、押し付けがましいところ がなく、途中にお茶漬けが織り込まれるところがザオウメッツらしい。ちょっと気取ったレストランのディナーコースに比べると若干軽めで、後から温泉を楽し むことを考えるとこれがちょうどいい頃合。

 

テラスで頂く朝食は焼きたてパンと体に優しい料理。パンは夕食時に予約しておくとお持ち帰りも出来る。クロワッサンや胡桃入りのフランスパン・ライ 麦パンなどどれもおいしい。

 

 

 高原フルーツの農園を過ごし、果実を売る露天をひやかし、 蔵王エコーラインの入口付近まで進むと、そこは野鳥のさえずる緑豊な別荘地。ブナ林がアーチを作る細道をゆっくり進むと一番奥まったところにレンガ造りのプチホテルが現れる。 モダンな洋館にゴージャスな調度が置かれ、飾り棚にはマイセンからノリタケまで女将のコレクションがずらり。 壁にはいたるところに絵画。一面の窓へ目を転じればただただ豊かな緑。 花柄のソファーは体をふわりと受け止める。
早速露天風呂へ。 風呂には楓が覆いかぶさり、秘めやかで、開放的で、魅惑的な風呂。 湯につかり、心静める。やがて私がここにいることを許してくれたのか、 野鳥が囀り始める。すぐ近くで鳴いているのだが、見上げても姿は見えず。 しばらくするともう一羽の声が加わる。ここは国立公園内。文字通りの森林浴だ。 お湯がいいようで、「足のかかとの硬いカサカサが、柔らかくつるつるになった」と連れはご満悦。 露天風呂が一箇所だけなので、男性時間と女性時間が交互にあるのだが、 時間を気にしながら入らなければならないのはちょっと不便。 やっぱり露天風呂は2箇所ほしいな。 でも、木々に囲まれたあの雰囲気は絶品。川音を聞きながらの入浴はきもちいい。

レストランホールはなかなかの雰囲気。 足元から天井まで切り取った窓からライトアップされたブナ林。 テーブルは窓側に配置され、既にお客さんたちがいくつかのテーブルを囲む。 ウェイターがテーブルと厨房の間をスマートに行き来している。
ソースからすべて手作りの懐石風西欧料理は、採れたて野菜がふんだんに使われる。 この月替りの料理を楽しみに毎月泊まりに来る常連客もいるらしい。 オーベルジュを名乗る宿は最近増えてきたが、 この宿の姿は、そんな言葉が知られるずっと以前からオーベルジュだったのだろう。 すなわち温、冷、交互に出てきて、お茶づけにたどりつくこの宿の料理は、 本格的なフレンチではないが、ヘルシーな地の物とそれに寄り添うように味付けされたこの宿ならではの料理。、 胃にもたれず体にしみ込んでいく。 パンチのある食材で人を納得させるは易い。しかし、比較的年齢層の高い、 しかも都会でそういうのをたくさん食べてきた方の胃にやさしく、さっぱりとした中に幸福感だけを残して胃に消えていく料理。

 けして広い部屋ではないがと川のせせらぎを聞いていると、 むやみに広い部屋じゃなくても十分くつろげる事に気づく。 和室は自分たちで布団を敷かなくてはならないというところが、 連れは最後まで納得いかなかったようなので、二人での宿泊ならば 洋室のほうがいいかも。 朝は鳥のさえずりで目が覚めた。 昔は別荘にあこがれもしたが、ディナーつき掃除いらずのマイ別荘。 自分の感性にフィットする宿を見つけたら誰もが連泊したくなるだろう。[clear]

2 Comments
  1.  北陸は富山県に住んでいます。雪が沢山積もっています。いつかこちらに伺いたいですね。宜しくお願い致します。

    1. かつおぶしさん、同じ富山県人ですね。ザオウメッツ楽しんでください。蔵王一帯空気のいい素晴らしいロケーションです。ありがとー!

Leave a reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です