先日宿泊してきました鳴子・川渡温泉 山ふところの宿みやまのことを動画で宿泊レポします。

鳴子温泉郷 川渡温泉 山ふところの宿みやまへ泊まってきたときのお話をします。
場所は宮城県の大崎市、県北の方です。
全国的に有名なササニシキのふるさとであるのと、あと人気のブランド牛である「仙台牛」の多くはおとなりの登米市やこの大崎市で育てられています。なので国道をそれると牛舎や放牧場などに出会うことがあるんです。
鳴子温泉郷とはこのあたりにある鳴子温泉・東鳴子温泉・川渡温泉・中山平温泉・鬼首温泉の5つの温泉地をまとめた呼び方です

 

道のり

田畑のまにまに赤茶色のトタン屋根をよく目にするようになると、鳴子温泉郷も近いです。
鳴子は空が広いんです。

橋を渡ると川渡温泉。川を渡ったところにある温泉、かわわたり温泉、かわたり温泉、川渡温泉、そのんな感じで変化していったのでしょうね。

(藤島旅館)
左手に藤島旅館が見えてきました。
木造の古い建物でとても味がありますよ。
日帰りも受け入れて僕も何度かお世話になってます。

(くるみ豆腐の遠藤屋 嘉吉 )
すぐ近くにくるみ豆腐の嘉吉。
ここのくるみ豆腐、みやまの朝食にもでてきますが、絶品なのであります。

(準喫茶 カガモク )
準喫茶 カガモクが見えてきました。
こけしをテーマにしたカフェで、いろんなところからこけしが顔を出してきますよ~。

お宿のチェックインにはまだ時間がありますので、少し寄り道にお付き合いください。
ところで
「西の別府、東の鳴子。」
って言われてるの知ってました?

「えっ、東は草津では?」との声が聞こえてきそうですが、温泉マニアに言わせると鳴子で正解なんです。というのも鳴子は源泉数はなんと約400本。
単純計算で宿の数が60件だとすると、1つの宿で6本以上の計算になってしまいます。一般的な温泉地では源泉を数軒で分けあってるっていうのが普通だ思うので、ここは驚異的です。
そして泉質は9種類。日本の天然温泉は11種類なので、ほぼどんな泉質も揃ってますよ。なので隣の旅館と泉質がぜんぜん違うことは珍しくありません。
このさして広いわけではない温泉郷に色も、匂いも、感触も、効能もぜんぜん違う温泉が密集しているなんて、ちょっと他では考えられないです。

ということで湯めぐりに参ります。

 

馬場温泉

ここは今日宿泊するみやまから車で3分ほどの馬場温泉という、
鳴子で湯めぐりする人々に人気の温泉ですよ~。
母屋には男女別の内湯があるんですけども、目指すは離れになっているこちらの貸切風呂。目安は30分ほど。
お湯の色は紅茶色、そしてモール泉みたいないい匂いがします。さらに特徴的なんですけども、細かい泡がシュワシュワしているんです。
ここに太陽光が差し込むと紅茶色のお湯が緑色になったりほんと神秘的です。
お湯はほとんど拷問のような熱さなのでほとんど入れず、縁のところに座ってばかりだったのですが、湯の香りに包まれながらこの神秘的な湯を眺めているだけで満たされていく良い時間でした。
(脱衣所から浴室までとても清潔でうれしい)

 

村本旅館

つづいて鳴子温泉郷の鳴子温泉にある村本旅館へ。
ここはですね、カルシウムが濃すぎて、湯舟はぷち鍾乳洞状態です。
お湯は透明で、かなりの高温。こまめに清掃されているようで、お風呂は清潔感が高いです。
かき回さないでいると膜が張ってくるようです。これが積もり積もってプチ鍾乳洞に なるんですね。
(キャプション:成分で背もたれのとこ、ボコボコが大変なことに。)
余談ですが、日帰り入浴の対応してくれたのがたぶんお宿の若旦那。女湯にまだお湯が溜まってないんで、男湯を貸切にしてくださったんです。さらに
「まだお湯がすごく熱いので、10分ほどお待ちいただくの大丈夫です?」
とのこと。その10分間、彼は何をしてたと思います?
「お待たせしました~」
と、出てきた彼は汗だくでした。なんと、ずーっと湯もみをしてくれていたんです!!ほんと感激でした。
温泉を愛する若旦那、ありがとうございます!

 

高友旅館

最後は黒湯で有名な東鳴子の高友旅館。
ご覧の通りの古い建物です。
ここはいろんな意味で上級者向けというかマニア向けと言いますか・・・。名物の「黒湯」というお風呂はそもそも混浴。記憶違いがなければ脱衣所も男女一緒で衝立があるのみ。
(以前の写真を載せてきます。)
黒湯と言われる通り湯は深緑から黒へのグラデーション。油臭のインパクトある匂い。全国の温泉マニアがヨダレを垂らしながら入りに来る温泉です。

混浴の「黒湯」は無理っぽかったので、貸切風呂へ入ることにしました。
メインの「黒湯」とは泉質が少し違うようだが、こちらも黒っぽく見えますね。

同じ高友旅館なんですが本館よりは少し時代の新しそうな棟には別の温泉もあります。
男湯は「ひょうたんの湯」、女湯は「ラムネ湯」となってます。

 

蕎壽庵(きょうじゅあん)

蕎麦を喰らおうということになり、以前に食べて印象の良かった蕎壽庵(きょうじゅあん)へ。川渡温泉から道を外れて山の方に入ったところにあります。

1日25食限定のてんぷら蕎麦。量もしっかりあって1540円はお値打ちと言えます。

いや~久しぶりに食べたんですが、この蕎麦ド、ストライクでした。天ぷらは勿論なのですが、蕎麦が、蕎麦が良かったです!
となりで食べてたおばちゃんたちは天ぷらを食べながら、「上手に揚げてあるね~」というが、ほんとにその通り。
久々に食べたんですが、 ぼくの中の好きな蕎麦屋ランキングのかなり上位にランキングが更新されました。

 

野菜ジェラートのなるこりん

そして「野菜ジェラートのなるこりん」へ。
このディスプレイみたら思わず「かわいい~」ってなっちゃいますね。
みためだけじゃなくて中身のこだわりがすごいんです。この日はにんじん、さつまいも、桃、かぼちゃ、いんげん、大葉、レモンバジル、ルバーブ、枝豆、みょうがなどが材料になっていたんですが、これらの野菜のほとんどは大崎市のもの。
さらに言えば牛乳は鳴子の高原牛乳、シャーベットは鳴子の温泉水でつくるそうなんです。連れはさんざん迷っていましたが、いやほんと全種類食べたくなりましたよ。

 

到着

温泉街というにはあまりにも素朴な通りから、すこし離れたところにあるお目当ての宿。
入り口には、宿であることを主張する目立つ看板は無く、木と同化してしまった立て看板がひとつ
「田園風景の中に佇む木造の洒落た一軒宿」
そんなイメージで訪れると、なぜかそこは茅葺屋根の農家の家先。。
里帰り気分です。

かやぶき屋根の母屋。ぼくは最近まで萱という植物があるもんだと勘違いしていたんですが、カヤとははすすき・ヨシ・かりやすなどのイネ科の総称なんですね。みやまの母屋は北上川の河口付近に生えている葦で葺いているそうです。追分温泉を知っている方もいると思いますが、あのあたりです。秋になると川を埋め尽くす葦が黄金に揺れて美しいんですよね。
何十年に一回葺き替えが必要で、もうそろそろそのタイミングらしいのですが結構人出とお金もかかるようです。世界遺産になっている白川郷や五箇山の合掌造りでは近所の人たちが協力して葺き替えを行うんですが、みやまは「みやまのファン」が協力して葺き替えできたらいいですね。

ところで
「あれかかしいな、みやまってこういう感じを思い描いてきたんだけど・・・」
って思ってますよね。別館は奥まったところに潜んでいます

本館 から入ります。
今通ったのが館主の板垣さま。撮ってる間は透明人間だと思ってくださいとお願いしてあります。

奥の階段を上がっていくと2階が本館のお部屋になっていて、今回の別館よりリーズナブルに泊まれます。こっちに泊まるなら連泊して鳴子の湯めぐり、夜は1泊は宿で食べて、2泊目は、安くておいしい人気の焼き肉屋「八兆」で食べる、なんていうのも楽しそうです。

別館はこの奥。
板張りの館内。カラマツの無垢材だそうです。
一般的なフローリングっていうのは合板でして、複数の板を接着剤で工業的に張り合わせたものです。安くて狂いの少ないメリットはあるのですが、時間とともに劣化を感じます。一方の、合板ではない無垢材は、大量生産ができません。当然価格が高くなります。しかし時間が経つにつれて実に味わいが増してくるんです。

ラウンジ

吹き抜けのラウンジを一通り物色した連れは、「家建てるなら、こんなスペースが欲しいわ~」と、お気軽にのたまう。
(そのセリフ、初めて訪れた15年前と一緒やし)
その時とおなじ言葉ををお見舞いしておこう。

無茶をいっちゃいけない。大金を出せば(無いけど)金山杉は手に入るのかもしれない。同じ設計士さんに頼めば同じものを設計してくれるか、いや多分してくれないだろう。なにしろこの宿はみやまの主人が建築家の本間至さんと4年がかりで構想したものだ。そしてこの窓に映し出される里山の景色をだれも売ってはくれはしない。

余談ですが、本間さんはその後建築家としてどんどん有名になっていったそうです。なので時々建築好きの方や、本業の設計士のかたも泊まりにいらっしゃるそうです。
本間さんは商業施設ではなく主に一般住宅を設計する方のようです。それがこのなんとも居心地のいい空間につながっているのかもしれません。

本日の宿泊、別館の方は僕らのほかにもう一組。
ちなみに別館には5つの部屋があるのですが、3組が入ったところで満室となります。どういうことかと言いますと、空いている2部屋はお食事をするためだけのお部屋なのです。なんという贅沢。

 

部屋

別館のお部屋にはこのように鳥のプレートがかかっているのですが、いずれも鳴子に生息する鳥がモチーフだそうです。
今日お世話になるのは「山翡翠」
簡素な美しさ。
部屋全体は落ち着いたトーン。それは少し日に焼けた無垢の木肌のようでもあり、ろうそくの灯りのようでもあり。穏やかな気持にさせられます。
そして、とにかく静かです
空気清浄機があるわけでもないのに、空気がいいな~って心地がするんです。
大工仕事って感じですね。
天井や壁には楮の和紙が、これがまたいいのです。

風の道

ちょっと散歩に出ることのしました。
宿の目の前には風の道という散歩道があります。
蕎麦の花が咲いています。
みやまの田んぼもこの中にあるようですよ。そのお米が食事に出るんでしょうね。

「殿」という字に見えます。以前訊いたので記憶は確かではないですが湯殿山に関連しているのだと思われます。

まだ刈り入れされてないお米がありました。
ササニシキでしょう。
全国的に有名なササニシキはこの近くの「宮城県古川農業試験場」で生まれたんですよ。
戻るとしましょう

温泉

部屋でしばらくぐだ~っとしてから、夕食前にお風呂へ。
風呂の戸を開けるとたまらなくいい香りが満ちています。
北海道の十勝で入ったモール泉のような匂いです。
浴槽は、硯の産地として有名な宮城県雄勝の玄晶石です。
お湯はもちろん自家源泉。紅茶色の湯。
たぶん馬場温泉と似たお湯と思われます。あっちはシュワシュワの泡がたつお湯ですが、こっちはホコリのような特徴的な湯の花がたくさん底に陣取っていて、かき回すともわっと湧いてくるかのよう。
温度は低めで長湯にもってこいです。

 

夕食

夕食の時間となりました。
5室あるうち3室の予約が入った時点で満室のお話をしましたが、その恩恵の別室でのお部屋食です。

  1. ブルーベリーの食前酒でスタートです。
    見た感じ、旅館の料理ではなく手づくりの郷土料理みたいです
  2. わらびのおひたし。まずこれに手が伸びますよ。
  3. (下戸 生意気に酒呑む下戸)
  4. 蕗の煮付け
  5. そしてごれが岩魚のみじん粉揚げ みじん粉って、お餅を乾燥させて粉末状にしたものらしいですね。あたまからガブリ。ほれホント美味しいんですから。香ばしさ、心地いい苦味がらせん状に駆け上がってきます。
  6. 鯉のあらい 鯉は苦手な料理なんですが、まぁ食べてみましょう。
    酢味噌をつけて。えっ、なにこれ。めちゃ旨い。めちゃめちゃ繊細で、ふんわりした旨み。薄造り。別の動画で鯉は苦手と話したと思うんですが、これはすごく良かったです。
  7. 鶏まんじゅう
  8. 空也蒸
    豆腐の入った茶わん蒸し。宮城は甘みのある茶わん蒸し。追分温泉でもそうでした
  9. まつばら源泉 綿屋 温泉でつくったお酒。小野寺さんの漆の酒器で。漆職人 小野寺さんはみやまのご近所に工房をかまえる漆職人なんですが、小野寺さんてなんか漆器の世界ではすごい方らしいですよ。華美に走らない、素朴な味わいがよく、さらに手触りがとてもいいのだそうだ。ビール党の連れがみやまの料理で日本酒に目覚めてしまった。眠れる獅子を起こした気分
  10. 下戸は鳴子の天然温泉で仕込んだサイダーで。
  11. 飛龍豆もね、みやまに来ると楽しみにしている一品何です。出汁にたっぷり付ける。めちゃめちゃ旨い。個室をいいことに声を出して喜んでしまいました
  12. おむすびは鳴子のササニシキと紫色の方は古代米です。
  13. 汁物、まんじゅう麩
  14. 香の物
  15. デザートはいちじくの甘煮

食べながら鳴子の風土がじわじわ感じられる料理でした。
連れも大絶賛でしたが、板垣さん、
「いえいえごくごく普通です、代わり映えしなくって〜。」
(これがいつものやり取りです笑)
みやまの料理はパンチをおみまいしてこない。
伴奏のように寄り添い、体に染み込んできした。その充足感。今日は胃袋の中も里山です。

 

就寝

おやすみなさい。
(夜食にしたおむすび、あとで食べよっと。)

 

朝の館内

おはようございます。
とてもいい朝の光が入ってきます。
なんていい朝を迎えてしまったことでしょう
これ本間さん、朝のひかりがどう入るか計算してんだろうな~
ここの面白さは、旅館じゃなくてもしかしたらここ自分の家なんじゃないかって錯覚しながら過ごせるとこなんですよね。

(梅の木古墳)
古墳のところまでは行ったことないのですが、向こうに見えてる小さな山がそれなんでしょうか

朝風呂

朝風呂へ行きました。
無になって、いつまでも入っていたいぬる湯です。

 

朝食

夕食と同じ個室で朝食をいただきました。
まず目を引きますのが木桶。鳴子を流れる江合川を上流に走ると鬼首とう地域があるのですが、そこに木桶の職人がいらっしゃるそうなんです。
蓋を空けると、木の香りお米の香りの湯気が上がり嬉しくなりました。贅沢な朝です。
味噌汁
笹かまぼこの間にシソと梅肉
そしてささにしき
温泉卵。いい具合のキミのかたさ
そしてかきちのくるみ豆腐。冒頭で少しふれた豆腐です。これがね~、美味しいんですよ。よく懐石料理なんかで八寸のなかに甘いものが一品ありがちじゃないですか。まさにそれみたいな上品な甘さ。これは絶品です
郷土料理の シソ巻き 宮城県のとくにこの県北の郷土料理。味噌をしそで巻いて油で揚げてあるのですが、ご飯が進みます。

 

朝食のあとの部屋

「朝食の後、布団あるんかな~」
と話していましたが、ありました!
(ゴロゴロ)

懐かしさに出会う旅

みやまって、旅館に来ている感じがしないんですよ。

別館わずか3室の宿目当てに訪れるお客が全国にいます。僕もそのひとり。
静けさを旨とする小さな宿なら、ご主人は作務衣なんぞ纏ってたりしがちだが、板垣さんは普段着のまま、気さくに軽い東北弁で迎えてくれる、この安心感。
主に家族3人で営むみやまは、宿というより、和やかな木の家です。
木の家には温泉があって、手づくりの里山料理があって、田園風景があって、気ままで静かな時間があります。

板垣さんとお話ししているといつもこの鳴子の「地域」という意識が背景にあるのを感じます。鳴子がみんなに楽しんでもらえ、愛される地域であってこそ自分たちはここで宿屋を営めると。

都会では景色が虚像のように、あれよあれよと変わるけど、ここではいつきても変わりません。
(都会人ぶってスイマセン。自分かなりの田舎モンです)
人間界の栄枯盛衰は遠い世界のように湯は流れ、稲穂が揺れ、野鳥が鳴き、のんびりとした里山の姿がありました。

そうか、みやまに来るのは
懐かしいという感情に出合いに来る旅でもあるんだ、
と気づくのでした。

 

 

 

お時間の有り余ってるかたはもうちょっとお付き合いいただけると嬉しいです。

ちょっと個人的な話をさせてください。
みやまにはじめて訪れてからもう20年近くになると思います。
その間に世の中を揺るがすことがふたつ起きました。
3.11の東日本大震災、そして武漢発の新型ウィルス。
平穏な生活があってこその旅。それが崩れると世間のお宿はあっという間に困ったことになります。
なので旅館を応援する「種プロジェクト」という活動をしていました。
私達がお宿のサポーターとなり、今は行けなくても「近いうちに必ず泊まりに行きますよ」という応援のメッセージとともに未来の宿泊費を前払いするという仕組みです。
このプロジェクトはみやまの板垣さんとの話のなかで生まれたものであります。
そしてそのアイディアの下敷きとなったのは板垣さんが理事として活動している「鳴子の米プロジェクト」でした。

「鳴子の米プロジェクト」は要約すると、地域の旅館や飲食店がお米農家を支える仕組みです。
そもそも農家は助けを必要とする存在なのか?助けるのがなぜ旅館なのか?ということですが、政府の方針は農家の大規模効率化。その方針にそう農家には補助金がつく。しかし鳴子・鬼首ではその対象からはみ出た農家がほとんどだったのです。このままでは、ここの農家さんは米作りを諦めてします。それは里山の景観を損なうことにもつながります。観光面でも、マイナスです。この状況を憂いた有志があつまり、プロジェクトはスタートしたそうです。そのメンバーの一人が板垣さんだったというわけです。

表の活動は総合プロデューサーの結城登美雄先生(民俗研究家)、裏方として理事の板垣さんがたちが活動していたのです。
「お米は私達鳴子の旅館が、通常よりちょっと高い値段で全部買います。だから安心して作ってください。」そしてその料金は、お米が出来上がたときではなく田植え終了後に先払いする、というプロジェクトがスタートしました。
このプロジェクトからは、お米の生育が難しいとされる山間部でもよく育つ品種が発掘され「ゆきむすび」というお米が生まれました。
この活動は全国に知れ渡り、全国の自治体やJAがたくさん鳴子に視察に来たと聞きます。

僕はこの話に感銘を受けて、これを下敷きに旅館を応援する仕組みをつくりたいと板垣さんに相談したのでした。それが旅館サポーター制度「種プロジェクト」です。
何度もなんども板垣さんに電話で相談して、やり方を決めていったのでした。

みやまは出会いを巻き起こす宿です。

Leave a reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です