気分転換にふらっと奥飛騨へ出かけた。
僕が住む氷見からは3時間以内のちょうどいいドライブコース。

 

まず向かったのは栃尾温泉の宝山荘が営む「小さな蕎麦屋さん」という蕎麦屋さんだ。
奥飛騨で蕎麦を食うとき、最近はここを目指す。
看板に偽りなく本当に小さいお店。合い席しても3組がやっとではないかという店内だが、人気があるようでいつ行っても満席だ。
だが、今回は「広間へどうぞ。」といって奥へ通された。どうやら宿泊客の食事会場らしい。

ざる蕎麦(900円だったかな?)を注文して待つと、お通しに棗(ナツメ)を持ってきてくれた。
僕は大人になるまでこの木の実を知らなかったのだが、氷見で育った連れは「近所によく実っとるよ、実家にもある」という。生で食べると林檎みたな味で子供たちは近所でかくれんぼなどしながら、人の家に実ってるナツメを食べていたそうだ。それでだれかが文句を言ってくるようなこともないおおらかな時代だったようだ。

ナツメいまが旬なんですね。そういえば以前、福地温泉の草円に泊まったときもお茶菓子にこのナツメが出て喜悦したのを思い出した。ビニール袋から出すせんべいとかじゃなくて、このナツメを煮たものがどんなに嬉しかったことか。

甘く煮たものはどんな味かというと、シナモンを入れてない焼き林檎、それと煮た小豆の中間みたいな味だ。

蕎麦がきた。

繊細な細切り。やっぱ旨いっ!

これは夏に来たときに注文した岩魚の天ぷら

 

さてそこから奥飛騨の新穂高へは10分ほど走れば着く

奥飛騨の絶景を見たくなると訪れる場所

紅葉のピークには1週間ほど早かったけど、その分人影も少なくのんびりできた。

奥飛騨の精緻なるちぎり絵に圧倒されてきた。

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