カウンター席の特権、それは

 

ステーキを焼くところを目の前で見れること

 

肉が立つ!

 

魅惑的な照りを纏ってる!

 

米沢牛のサーロインのステーキ

米沢牛のサーロインのステーキが焼きあがった。
もうステーキしか目に入らない。
焼き具合はミディアムでお願いしたが、おすすめはレアらしいということを後で知った。

 

箸にずっしり重量感。
肉のうまみをストレートに感じるには塩。
そして山葵でさっぱり感を加え、
噛む。
上質な肉汁溢れる。
意識が飛びそうだ

どんぶりに白いご飯も用意してくださって、その「つや姫」との愛称も抜群

 

肩三角ととろろ昆布牛骨スープ茶漬け

ステーキで沸き立った心を鎮めるかのようにお茶漬けがもたらされた。
目の前でとろろ昆布牛骨スープを注いでくれる

ステーキの時にもご飯を頂いてたので「お茶漬け食べれるかな?」と思ったがお茶漬けは小さな椀なので無理なくいただけた。

 

いちごのチョコタルト館山りんご フランボワーズソルベ

デザートは場所を変えてラウンジで、雰囲気も最高潮
こんな素敵な雰囲気で料理のエンディングを迎えられる宿というのは多くない。

 

音もなく雪は降り続く。

 

おやすみなさい。

 

朝目が覚めて、風呂へ行くと白の世界になっていた。
大浴場は2か所で、昨晩の夕食の間に男女が入れ替わっている。

 

 

朝食は8:30~9:00の間でいつからでもスタートできる。
中心には米沢牛の首の部位をつかったソーセージ。それを取り囲むように和をベースの野菜たち。

特にこの牛肉の煮こごりというのが、珍しくておいしかった。

 

 

祝福されているような朝。

 

部屋からも幻想的な眺め。
机散らかっててごめんなすって。

食後、チェックアウトの前の最後のお風呂は貸切風呂で。

 

白い世界。冷えた空気は湯をいっそう心地よくさせる。

 

 

また来れますように。

 

 

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おふたりさま専用の宿

長いこと憧れていた宿にやっと来れた。
ここを訪れた宿仲間が「よかった」「よかった」と口をそろえて言う。
その割にぼくの頭にインプットされていた情報は「おしゃれ」と「米沢牛」というキーワードくらいで、極上の米沢牛が食べれるというのだから「軽く3万超えの宿なんだろう」と勝手に思っていた。自分で敷居を高くしていた訳だが、実は2万円台前半から宿泊できるのだ。

米沢の町からそれほど時間はかからなかったが自然豊かなロケーション。背後には水窪ダムという水瓶を背負っているらしい。敷地を入ってから針葉樹の並木が玄関まで続く。どうやら一軒宿のようだ。ダーク色のシックなユニフォームのスタッフは、見かけたところ全員男性。荷物を持ってもらうのに気兼ねがなくていい。

この宿の大きなポイントはもちろん米沢牛づくしの懐石料理ではあるけど、「肉そんなに好きじゃないから」という理由でこの宿を遠回りすることがあったらそれはもったいないことだ。
この宿コンセプトは明確で、お二人様しか泊まれない。肉というよりもそのコンセプトに惹かれてあつまったお客は、いい雰囲気をつくる。それがこの宿の居心地。
女性の二人組も来ていた。連れによるとこういう素敵な宿は女性同士でも来たくなるのだそうだ。リラックスして美味しいもの食べて、たくさんおしゃべりしたいのだというが、男性スタッフの品定めでもするのだろう。

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北欧の森思う静寂

部屋には静寂が用意されていた。
横長の窓が額縁となって針葉樹の木立を映し出している。それがどことなく北欧っぽい(行ったことないけど)。
窓の外は無音。1時間に一本くらい電車の音が聞こえるのみだ。テレビもないので本を読んだりして過ごすことになる。部屋には二人の空気が満ちてくる。
ラウンジにはクリスマスツリーが飾られ、館内のあちこちには小さなサンタがいたり。一足早いクリスマス気分だ。

早朝、ブラインドを開けると昨晩から降り続いた無数の白い妖精たちは木々の枝に纏わりつき、丸みを帯びた白いフォルムの世界をつくっている。そこは光の世界だった。

またここに来られますように。

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