群青とオレンジがせめぎ合う朝
地元ネタが続きます。
早朝。出張に出ようと車を走らせて10分ほど、雨晴海岸というところに差し掛かるとちょうど立山連峰から朝日がのぼるとこだった。
光の筋が闇を切り裂き、その光はどんどん勢力を拡大してきている。
「これはいい機会だ、写真を撮っておこう」
と、近くの観光用の駐車場に停めようとしたがなんと満車だ。
はて、近所の方が夜の間この駐車場を使ってるのだろうか?
さりとて、そんなこと今はどうでもいい。
一刻も早く義経岩のところに降りて、写真を撮らねば。
なにしろ日の出というのはほんの一瞬のできごとなのだ。もうかなり出遅れている。
なんとか車を停め、小走りで1分ほど。義経岩に着いてみるとカメラマンたちが10人ほど、生まれたての朝日に向かいその背を黒く浮かび上がらせている。
そっか~、駐車場の車はカメラマンたちね。
ぼくも後ろのほうからおこぼれにあずかった。
早起きは三文の得。
朝焼けが胸やけに沁みました。