eribow
2000年頃の5月に宿泊させていただきました私にとって、最高と言ってもよい宿でしたロビーに入るなりよい香りがし、「山奥なのに香水なんて?」といぶかしく思っていたら、たっぷりと生けられた百合の切花だということに気づいて、まず感動部屋に備え付けられたアメニティグッズにも感動夕食に頼んだ冷酒は竹筒で出され、桜の小枝が添えられていて感動「女将のこまやかなおもてなし」というガイドブックの紹介に期待していったのですが、本当に期待通りでした金の湯、銀の湯、というネーミングも素敵ですね傘のついた小さな灯りがロマンチックでした小さな宿なのに、しっかり個性のある2つの湯が楽しめて贅沢ですそれまでは白濁した硫黄泉が「温泉らしくて」好みだったのですが、透き通っているのに「味わいがある」お湯をはじめて体験して、開眼しました鉱物を感じさせる、実によい湯ざわりでした食事は、涙もののおいしさでした温泉旅館というと、判で押したように刺身が出るのを、いかがなものかと常々思ってましたが、刺身が出ない代わりに、「山の幸」づくしで、その心ばえが好きになりましたしこしこした稲庭うどん、きのこたっぷりのお鍋もおいしかったなあ何より、ご飯がおいしいのに大感動米が、水が、おいしいんだと思います 秋田バンザイ!って感じでしたそして、最後のダメ押しが、都合で早朝に帰らねばならなかった私に、タクシーの手配を教えてくれ、きちんと起こしてくださったことこちらは迷惑をかけた、という気持ちでいたのに、実に親切に対応していただき、最後まで気持ちよい宿でした欠点?といえば、そのような素敵な宿が評判なためか、ちょうど中年女性客の団体が入っていて、土産を買う集団でロビーがごったがえし、ちょっと落ち着かない雰囲気でした(マナーが悪いとかそういうことではありません)シャワーキャップをかぶった集団が露天風呂に来たのも、ちょっと‥「ワビ・サビ」とは、少し違うかもしれませんねせっかくHPもあるから、お礼のメールでも書かなくてはなあ、と思いつつ、書くタイミングを失ってしまい、月日が過ぎてしまいました「雰囲気を大切にする」このタビエルさんの趣旨に共感し、当時の感激に対するお礼をここにこめたいと思い、書き込むことにしましたここなら、恋人や夫婦、大切な人との旅行には最高だと思いましただいぶ前の話ですみませんいつまでもよさが変わらないとよいのにと思います